ゲルマニウムの嘘でもまとめてみるかー


ゲルマニウム。一時期よりずいぶん下火になった感はありますが、まだテキトーなことを言ってる人がいるので、ちょいとディスってみましょう。

とはいっても、独立行政法人国民生活センターさんががっつり書いちゃってますね。ということで、そこを読み解いてみましょう。

ここにも一通り解説してくれてる人がいますが、おもしろそうなところだけかいつまんでみます。

【そもそも論でゲルマニウム入ってない】

こりの緩和や血行の改善もいい加減なもんですが、そもそもここをあらためて読んでびっくりしたのが、「含まれていなかった」の文言。

「12銘柄中の8銘柄は微量しか含まれておらず、うち1銘柄は検出されなかった。」

まじかよ。いや、せめて少しは入れとこうや。

ミートホープ事件って言えば覚えている人もいるだろう。北海道の苫小牧の食肉加工業者が内臓とかの安価なものを配合して牛肉に見せかけてた事件。

あれだってさすがに微量ってことはない。別に健康被害が出たわけでもないのにあの社長は実刑判決受けてるけど、ゲルマニウムブレスレットの製造販売やってる会社にその覚悟はあるのかなー。

まぁ食品とブレスレットじゃ法律が違うから一緒じゃないだろうけど、やってることは一緒だよね。

【10名中8名がゲルマニウムの含有量が多いと回答?】

ちょっと気になったのがこの表現。

さきほどの8銘柄のうち6銘柄では、10名中8名以上のモニターがゲルマニウムの含有量が多いと回答した、とのこと。

ん?こいつら何者だ?触ったり見たりしただけで金属名がわかるのか?

んなアホな。

せめて希硝酸にぶち込んでみたり、過剰なアンモニアとか苛性ソーダに溶かしてみようぜ。

いつの間に人類はゲルマニウムを見分けれるように進化したんだか。

まぁ多分国語の問題で、「ゲルマニウムが多いと感じるか」とかいう質問に対しての答えなんだろうけど、この表現は若干おかしい気がする。

【学術論文に記載されていないからといって】

「学術論文に記載されていないからといって」効果がないとは横暴だ、という論調。

パワーストーン屋をやってると、結構そういう人に会います。

そういう人にはこう返します。

え、簡単じゃん。学術論文出して反論すりゃいいだけじゃね?

そういう人はだいたいこう返します。

1、専門家じゃないからどうやったらいいかわからない。

2、既存の学会勢力に潰される

1の人は可愛いもんです。そういう人には学会への参加方法から論文投稿の流れまでをみっちり説明してあげます。

で、結果どうでしょう。論文を書いてみるどころか、学会への参加すらしません。学会へ問い合わせした人すら誰一人いません。勝手に難しいと決め込んでいるだけです。

せめて問い合わせはしようよ。電話一本、メール一通でできるんだから。

で、2の人。こういう人、結構いるんです。

そういうことが全くないとは言いません。少なくとも今はほとんどないと思いますが、昔は確かに変な勢力とかあったようです。学会にもよるでしょうが。

ですが、これまでであった2の人に聞いてみましたが、学会で潰された経験がある人は何人いたでしょう?

答えはもうおわかりですね。0です。潰されるどころか参加したこともない。

噂で人を判断するな、って子供のころ教わりませんでしたか?私は教わりました。

学会だって同じです。体験もしないで勝手な噂と思い込みだけで悪者にしないでほしい。

べつに論文までやらなくたっていいんですよ。

ポスター発表といって、自分の研究結果を一枚のポスターにしてプレゼンするだけならもっと敷居は低いです。

だいたいみんな学会デビューはポスター発表からです。

当然、論拠が希薄だったり、実験方法が間違ってたりすると鋭いツッコミが入りますが、そりゃあそうです。それが学問ですから。

それに反論できないなら、次の学会までに反論できる検証をしてくればいいだけです。

結局自分の不勉強さを露呈するのが怖くて被害を受けたわけでもないのに悲劇のヒーロー・ヒロインぶるのは大人のやることじゃありません。

文献が出ていないからといって効果がないとは言えない。そりゃあその通りです。

でもそれって発想的に悪魔の証明ですよね。それで人を説得するのは無理がある。

だから胸を張って売りたいなら、ちゃんと研究して成果を発表すればいいだけです。

論文を書いてくれる学者を探すんじゃないですよ。自分でやるんですよ。一生懸命本を読んで、調べて、あーでもないこーでもないと頭をひねって。

町工場のおっさんたちを見てください。特におっさんたち世代は専門教育を受けたことないのに自分で設計のノウハウを調べて習得してやってますよ。そんな人たちがロケットを作ったりしてるんです。

それがプロフェッショナルってもんでしょう。

【皮膚がかぶれたはちょっとどうかと】

国民生活センターのHPには「皮膚がかぶれた」「赤くなった」という皮膚障害についても報告例が書かれてますが、いや、そりゃそうだろうって話です。

金属アレルギーでしょ、以上、終了、ってなもんです。

これでゲルマニウムに特に害があるという印象をもたれるのもどうかって話です。

【プラシーボも立派な効果】

さて、あんまりディスりすぎると面倒くさそうなんで、マイルドにまとめときます。

結局国民生活センターとしては、健康効果とかないよ、と言ってるわけです。

でも、それに反論する人は、いやいや、効果があったと何十万人も言ってるよ、というわけです。

べつにどっちも間違っていないんじゃないかと思います。

ただ、その効果があったという人がプラシーボ効果かどうかの検証をすればいいだけですが、どっちにしろプラシーボ効果だって立派な効果。

うどん粉でリュウマチが良くなったというおばあさんがいるなら、誰一人被害者はいないわけです。

たしか福岡伸一さんの本に書いてあったと思います。

ある薬を「これは去年出た薬です」といって処方した場合と、「これは今年出たばかりの最新の薬です」といって処方した場合とでは、後者の方が1割以上高い効果が得られたとか。薬の業界で1割の有意差ってすごい話ですよ。

まぁ、さんざんディスってきましたが、肩こりとか血行とか、それくらいいいんじゃないっすか?ってのが私の結論です。

ガンに効くとかいいだしたらもっと徹底的に叩きますけどね。


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