石言葉が生まれた瞬間と業界の怠け者体質のお話


パワーストーン屋をやっていてよく聞かれるのが「この石の意味は?」です。
お前は八百屋で野菜の意味を聞くのか、というツッコミは置いておいて、面倒なのでテキトーに答えるようにしております。できればちゃんとお答えしたいんですが、ちゃんとした意味なんて存在しないからどう答えてもテキトーになってしまいます。

花言葉というものは殆どの人がご存知かと思います。そう、あの花業界ゴリ押しの花言葉です。悪く言うとそうですが、花言葉自体は私は非常にいいシステムだと思います。花を贈る時に自然とそのメッセージも込められているわけですから、手紙にメッセージを入れるよりよほど洒落ている。
しかもその花に関する事件や謂れを詳細に調べあげて意味付けしております。なんでこんな変な意味が、というのもそれなりにちゃんと歴史的事実や伝承にもとづいております。
ですが、石言葉というのはちゃんとしたものがありません。それは業界の構造なのでしょうか。まず石屋の組合というか、そいう横のつながりを私は全く聞いたことがありません。その辺が組合でも作って「石言葉」たるものを決めればいいと思うのですが、そういうものがまったく出来てこない。まぁクセの強い人が多いですからね。
それとパワーストーン業界の人はとにかく「ちゃんと勉強しません」。ここ大事。ちゃんと勉強をしないのです。ちょっと図書館に行く、専門書を読む、で解決できることをしないのです。怠け者なんです。
ある時、ある石の意味を教えてくれというが、マニアックなので、パワーストーンの辞典なんかにも載ってない。
別にいいんですよ。それを聞いてくるのは。でもたまにいるんです。先に並んでるお客さんを無視して店員を専有しようとする人が。
一番混み合ってる時に周囲にも気遣いなくそれをやられてしまったので、テキトーに思いついた単語を言ってその場を逃げました。

後日、さすがにあれは良くなかったなぁと思い、その石をなんとなくググッていたら驚くべきページを見かけました。私がテキトーに言った言葉が石の意味として記されてるのです。
んなバカな。そんな偶然あるんだろうかと思い、その石言葉のページを洗いざらい調べてみました。すると分かる範囲は全て最終更新日が私の言った後の話でした。

となると、あの石言葉の起源は私なわけです。私しか知りませんが。

後日、社内会議でパワーストーンの意味を記したパンフレットを作ろうという話が出てきて、それを作る担当は私ではありませんでしたが、意味を記す石のリストにさりげなくそのマニアックな石を入れておきました。

するともう予想通り、ネットに欠かれていることは全て真実というお馬鹿な担当者が見事にそれを記してくれてました。しかも「古来より・・・」とか勝手につけて。古来って・・・・うん、まぁ古来だね。3年前だけど。

こうしてこの世界に新たな石言葉が生まれました。

さあ、石の意味を知りたいですか?なんでも聞いてくださいね。

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