マントルはドロドロじゃないです。固体です。


いわゆるパワーストーンとはだいたい貴石と呼ばれるものです。まぁ貴重な石ですね。
その中でも特に希少性が高いのを宝石と呼びまして、宝石となるとその鑑別に専門の資格があります。

GGだのFGAだの有名な資格がありますが、これをパワーストーン屋の人が取るのは意味があるでしょうか?
結論から言うならばあまり意味がないように思います。
まぁ全く意味のないことはないです。学問ってのはひょんなことから役に立つものですので。

ただ、まずは「高校地学」あたりをやったほうが絶対にいいです。

これは以前、mixiのコミュニティであったお話。

実はそのとき、私もGGを取ろうと思っていたところでした。
そのとき、まだSNSとしてmixiが流行ってた頃だったんですが、そこの比較的物分かりの良さそうなコミュニティに入ったわけです。
そこではGG,FGAの資格を持った人が仕切っており、その人の言うことに注目してみようと思ったのですが、ある一言がひっかかりました。

「我々は知識だけを披露すればいいわけではない。例えば(中略)この宝石はドロドロに溶けたマントルからあなたのために結晶してきたのです。こんなトークが自然とできるように・・・」
という記載がありました。

ん?いやいや。マントルは個体でしょ?

とりあえずツッコミを入れましたが、ご理解いただけなかったことがあります。

ああ、GGとかFGAとかってこの程度か、と思い一気に幻滅してしまってそれ以降資格について考えることは無くなってしまいました。

宝石をパッと目の前に出されてそれが本物か偽物か、どれくらいの価値があるのか、それをそこそこ的確に判断するには資格はいいです。というかそのための資格といっていいかと思います。
しかし、それが生まれてきた物語を知るならば、普通に地学を習得しておくのが手っ取り早いです。もちろん、その上でGGやFGAをとるのはより深い知識を得るために素晴らしいことだと思います。

まず、多くの人が誤解してますが、マントルをこの目で見た人はいません。
人間の掘削技術でまだマントルに到達したことがないからです。

しかし、個体かそうでないかは十分に検証できております。

一番わかりやすいのは地震波の観測です。
地震波にはP波という縦波とS波という横波があるのは、地震国日本に住んでいれば知っている人は多いと思います。

細かいところははしょりますが、横波は液体を伝わらない性質があります。正確に言うと液体でかき消されてしまうといったところでしょうか。
そのため、震源から日本までの間を直線で結んだ場合、そこに液体があるとS波が伝わりません。

マントルのさらに奥、「外殻」にはS波が伝わらない領域がありますので、そこは液体だと言われております。

しかし、マントルはちゃんとS波が伝わってきますので個体なのは間違いないでしょう。
当然、マントルが個体である証拠でわかりやすいのはそれ、というだけであって、岩石学の研究者に言わせればいくらでもその証拠はあります。

たいした問題ではないですが、マントルがドロドロなものだと思っている人は結構多いですので、「いや、マントルは固体ですよ」と言えれば少しだけ尊敬されたりします。

パワーストーン屋のみなさん、レッツトライ高校地学。
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